Item | 内容 Specifications |
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Name | サンバープリント ボへミアン ゴブレット THUMBPRINT BOHEMIAN GOBLET |
Classification | ゴブレット Goblet |
Color | イエロー・グリーン Yellow−Green |
Size | 高さ:14.3 cm, 外径:9.5 cm Height:14.3 cm, Outside Diameter :9.5 cm |
Producer | 不明 Unknown |
Contry | ボヘミヤ(チェコ共和国) Bohemia(The Czech Republic) |
Era | BIEDERMEIER時代、1850〜60年代? BIEDERMEIER Era, 1850s〜1860s? |
Acquisition Date | 2011年11月1日 |
Information | BOHEMIAN FLINT !! CANARY **THUMBPRINT ** TALL GOBLET |
Comments | セカイモンのオークションで入手した。説明書では、ボヘミヤ製で、BIEDERMEIER時代、1850〜60年代の「ゴブレット」とされている。 イエロー・グリーンのウランガラスで、蛍光灯下でも緑色の蛍光がよく発色しており、意外に大きくて重量もある。ただ、内部の曇り(よごれ)の状況から「花瓶(Vase)」として使われていた可能性がある。 ヨーロッパのゴブレット、タンブラーの上部周囲には飲み口の幅を設けてなめらかにして飲みやすくしてものが多い。本品も上部周囲に飲みやすいように一定の幅を設けてなめらかな飲みやすい仕上げになっていることから、やはり「ゴブレット」と考えられる。花瓶とされているものにはこのような仕様のものは見当たらない。 「PatternGlass.com」の「Drinkware Cups, Mugs and Tumblers」⇒「Bar ware」に同じデザインの小さなゴブレットが掲載されていた。説明には、「ゴブレットと呼ばれているが、高いステムのゴブレットは1840年代まで作られていなかった」との記述がある。したがって、本品は古いスタイルの「ゴブレット」で製作時期も古いと考えられる。 ウランガラス同好会苫米地会長によるとワイングラスとのことで、分析してみないと確かではないが、古いもので良いものとの評価をいただいた。また、THUMBPRINTはそこからグラスの内側が見えるようになっているとのこと、THUMBPRINTを覗いてみると 確かに向こう側がきれいに見える(2012.1.7)。 ただ、説明書に「Appearing to have been little used!!(若干 使用されている)」と記載されていたが、実際に入手して見ると、内側に不快な曇り があった(付着していた)。 ガラス研磨剤の酸化セリウム で研磨したところ、曇りがとれ透明感がでて 見違えるようにきれいになった。 酸化セリウムによる研磨 は酸化セリウムがガラスと化学反応して化学・機械研磨となっていることが知られている。なお、酸化セリウムの安全性データ を見る限り使用に特段の問題はなさそうであるが、ゴム手袋を使用することとした。 ガラスにくすみがあり、コレクションの中では最も歴史と風格を感じさせるゴブレット。放射活性が高いが、ウランの含量が高いためと考えられる。説明書のとおり、ボヘミヤ製のBIEDERMEIER時代(1850〜60年代)の「ゴブレット」と考えられる。 |
Remarks | BLACK LIGHT 24661(17518), 3.1/3.7, 482g, (◎) |