ウランガラス研索日記
Uranium Glass Search Diary Part 1(2010.12〜2011.12)



ウランガラス ギャラリー Uranium Glass Gallery

ゴブレット Goblet 



タンブラー Tumbler 



ロック グラス Rock Glass



ショット グラス Shot Glass




新聞の記事で関心のあったウランガラスをたまたま手に入れたことからウランガラスを研索(「けんさく」は「研」究と検「索」からの造語)することとした。対象は使って楽しめるグラス類とし、その記録を研索日記としてまとめることとした(2010.12.11)。

ウランガラスの魅力はその妖しい色合い。一般にみられるのは、イエロータイプ(ワセリンガラス Vaseline glass とも言われている)かグリーンタイプのものでその中間の色合いのものもある。ウランガラスはブラックライト(紫外線)を当てると緑色の蛍光を発する。したがって、光線中の紫外線の量によって蛍光の発光量が変化するので妖しい色合いとなる。

ウランガラスは蛍光灯下でみるのがよい。蛍光灯からは紫外線が出ているので、室内でも妖しい色合いが醸しだされる。イエロータイプは蛍光灯の下では緑がかってみえ、グリーンタイプはグリーンがさらに鮮やかにみえる。この妖しい美しさがウランガラスの魅力である。

ウランガラスの収集をはじめてから1年近く経過して、ようやくコレクションらしくなってきたので、ウランガラスのギャラリーをページに追加した。なお、ギャラリーは、ゴブレット、タンブラー、ロックグラス、ショットグラスに分けて、写真(96X127)のみを掲載し、この写真からそれぞれのグラスのページにリンクすることとした。(2011.11.28)

ウランガラス研索日記 Uranium Glass Search Diary Part 6(2016.1〜 )
ウランガラス研索日記 Uranium Glass Search Diary Part 5(2015.1〜12)
ウランガラス研索日記 Uranium Glass Search Diary Part 4(2014.1〜12)
ウランガラス研索日記 Uranium Glass Search Diary Part 3(2013.1〜12)
ウランガラス研索日記 Uranium Glass Search Diary Part 2(2012.1〜12)
ウランガラス研索日記 Uranium Glass Search Diary Part 1(2010.12〜2011.12)

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[更新履歴] [あとがき] [Uranium Glass Antenna] [Top Page]
月日年内容
12/30/2011
SOEKS-01M 最新型ガイガーカウンター 放射能・放射線測定器

ウランガラス同好会の吉岡さんお勧めの放射線測定器「SOEKS-01M 最新型ガイガーカウンター 放射能・放射線測定器 (ロシア製) 」。本体=約60g(電池2個付属)を入手した。

早速、所蔵のウランガラスの放射能を測定してみた。測定法は放射線測定器の背中をウランガラスに接触させてそのまま測定を繰り返して数値を読み取った。単位はμS/h。バックグラウンドは0.1μS/h。



測定した中で最も高かったのが、THUMBPRINT BOHEMIAN GOBLET(3.0)、ほかはすべて2.0以下で、最も低かったのは、米国のグリーンのショットグラスで0.2程度であった。THUMBPRINT BOHEMIAN GOBLET(3.0)は20cmの距離では0.4、30cmでは0.2に低下した。なお、ウランガラスの一部はこれを含めて大きめのプラスチックケースに保管しているが、ケースのふたの上では、0.3程度であった。



今回の放射能測定から、THUMBPRINT BOHEMIAN GOBLETはやはり、ボヘミヤ製で、BIEDERMEIER時代、1850〜60年代の「ゴブレット」の可能性が高い。

一度ウランガラスの放射線量を測ってみたかったが、これで特段の問題のないことがわかった。

12/14/2011
ウランガラス ギャラリー

11月28日からはじめた所蔵グラスの各ページのUpがようやく完了した。あとは記載内容のチェック。なお、各グラスのタイトルはおもいつくまま命名したもの。

12/1/2011
「Spillholder」「Spill Vase」

A spill vase was a small vase resembling a bud vase. It was usually kept on the mantle (fireplace). It was filled with rolled paper or very thin wood sticks (Spill) which where used to transfere fire from the fireplace to candles, lamps or a gentlemans cigar. Matches being costly or dear.

「Spill Vase」「Spillholder」は暖炉の上に置く、木のスティック(Spill)の入れ物。木のスティックは暖炉の火をキャンドルや葉巻に移す時に用いる。

The PatternGlass.com の Spills for Sale のページに典型的な「Spill Vase」「Spillholder」が掲載されている。

Flint Glass
酸化鉛を含むガラスをさすこともあるが,一般には鉛ガラスのうち光学ガラスとして用いられるものをいう。

クリスタル・ガラス (英語:lead glass) (ウィキペディアより)

高品位の無色透明ガラスのことである。一般的には、珪砂(SiO2)、カリウム、ソーダ灰というガラスの主成分に、酸化鉛(PbO)を添加して形成される鉛ガラスの一種のことを指す。 ガラスの製造時に酸化鉛等を添加することでガラスの溶解温度が低く抑えられ成形もソーダガラスに比べて容易になる事、また透明度と屈折率が高まり水晶(クリスタル)のように輝く透明なガラスになるということから、通称として「クリスタル」と呼ばれる。 下記に述べる用途を中心に、高級・装飾向けのガラスの代名詞として様々なガラス食器ブランドに利用されている。

食器向けとしては、酸化鉛がガラス全体の24%以上のものを、クリスタル(レッドクリスタル・フルレッドクリスタル)、12%程度以下のものをセミクリスタルと呼ばれている。 一般的には鉛の含有量が上がるほど光の透明度や屈折率が高くなり、また比重が大きくなるとともに打音が澄んで余音を持つ。このため、特にワイングラスなど工芸用では酸化鉛が多いものが好まれる。

12/1/2011
ウランガラス写真(真上)

最近入手したウランガラス(ゴブレット、ショットグラスの写真と、ブラックライトの写真がなかったグラス類の写真を撮影したが、真上から見ると美しいウランガラスがあることに気づいて、真上からの写真を何点かについて撮影した。正面からとは違った別の美しさがあることを発見した。



11/30/2011
グラスの種類と分類

ギャラリーをグラスの種類によって分類するために、グラスの種類について調査した。掲載に当たっては、主観的に大別して、ゴブレット(Goblet)、タンブラー(Tumbler)、ロック・グラス(Rock Glass)=オールド・ファッションド・グラス(Old-fashioned Glass)、ショット・グラス(Shot Glass)の4種類に分類することとした。

カクテルレシピサイト カクテルタイプ

【ゴブレット(Goblet)】
一般にコップと呼ばれるタンブラーに脚の付いたグラス。ビールやソフト・ドリンク、氷をたくさん使ったロング・ドリンクに用いられる。もともとゴブレットという言葉は、金属またはガラス製の、把手のない酒杯を意味していた。容量は240〜300mlが標準だが、最近はもう少し容量の大きいものもある。

【ショット・グラス(Shot Glass)】
ウイスキーをストレートで飲むときのグラス。ショットとは1杯を意味する。ストレート・グラス(Straight Glass)、ウイスキー・グラス(Whisky Glass)とも呼ばれ、30ml入るシングル・グラスと、60ml入るダブル・グラスがある。

【タンブラー(Tumbler)】
ハイボール・グラスともいう。ハイボール、ジン・トニックなどのロング・ドリンクやソフト・ドリンクを飲むときに使う。このグラスは昔、底が丸いか尖っており、そのため立てると倒れることから、この名前(タンブラー=倒れるもの)で呼ばれるようになった。180mlから300ml以上のものまでさまざまな容量があるが240ml(8オンス)が標準だが、近年は300ml(10オンス)のタンブラーが主流。

カクテルサウンド

【ロック・グラス-Rock Glass-  オールド・ファッションド・グラス-Old fashioned Glass- 】
形状…口径が広いグラスです。 容量…180ml〜300mlが一般的です。 用途…口径が広く、大きな氷が入りやすいので、ウイスキーやカクテルのオン・ザ・ロック・スタイルで飲むとき使用されます。さまざまな氷を入れて楽しんでもらうことができます。 特徴…アメリカや日本では、ロック・グラスと呼ばれることが多いですが、正式名称は、オールド・ファッションド・グラスです。古代から酒器として使われてきたデザインとされ、タンブラーの原型と考えられています。オールド・ファッションドは“古風な”という意味です。

ウィキペディア
【ロック・グラス(rocks glass)】は、ウィスキーやラム等の酒類をオン・ザ・ロックスタイルで飲む際に用いられる背の低いタンブラー。正式には、オールド・ファッションド・グラス(old-fashioned glass)。 オールド・ファッションド・グラスとの名称は、オールド・ファッションドというカクテルに由来する。容量は通常180〜300cc、ダブル用は350〜440cc程度である。

11/28/2011
各ウランガラスページ作成

ウランガラスの収集をはじめて(2010.12.11)から1年近く経過して、ようやくコレクションらしくなってきたので、ウランガラスのギャラリーをページに追加した。ギャラリーは、ゴブレット、タンブラー、ロックグラス、ショットグラスに分けて、写真(96X127)のみを掲載し、この写真からそれぞれのグラスのページにリンクすることとした。

各グラスのページ構成は、上段に大きめ太字のタイトル(英文でも記載)、大きい写真(サイズ250X333、撮影角度違い2枚程度、ウランガラスを証明するブラックライト写真はリンクにみとする)を掲載することとした。

その下に個別記載事項の表(2列:項目、内容)を掲載することした。表の項目と記載内容は以下のとおり。
@名称(タイトル)
A種類(ゴブレット、タンブラー、ショットグラスなど)
B色(イエロー、グリーンなど)
Cサイズ(高さ、外径)
D生産国(米国、チェコ,、日本など)
E生産時期(年代、現行品)
F入手期日(年月日)
G関連情報(情報リンクを記載)
Hコメント(入手経緯、入手先、評価、感想など)
I備考(ブラックライト写真へのリンクおよび入手経費総額(本体価格)をカンマを入れない数字のみを記載)

11/24/2011
TUMBLER

セカイモンで落札したタンブラーが到着。今回はその他費用が3710円で前回のゴブレットより安価、落札価格は前回のゴブレットより高価であったが、関税が700円と安かったため(ゴブレットは2000円)であるが、これは梱包の大きさが小さかったことによるものか?

説明には、TUMBLER or SPOON HOLDER or SPILL VASE とあったが、「TUMBLER」ということとした。また、出品者は1840s-1860sの米国「Boston Sandwich 社」製でものではないか?としている。ただ、見た目では新品で新しいものと感じられる。

サイズは高さ4 インチ1/2(11.3cm)、外周直径3インチ 1/8(7.8cm)。タンブラーとしてはほどよい大きさ。使用されておらず傷などは全くないが、小さいが気泡が入っている部分がある。淡いイエローで蛍光灯下では緑に色づく透明感のあるウランガラスで質量感もあり美しいもの。所蔵品の中では一番美しいかもしれない。ブラックライトの照明台に乗せても美しい。



ショットグラス

輸入ブランド洋食器専門店ル・ノーブル(Le-noble) で購入した「フランティシェク・ハラマ FH-1655 2pcs グラスセット モンマルトル uranit(ウランガラス)」 が到着。

1932年創業のチェコのF.HALAMA フランティシェク・ハラマ社の ショットグラス(酒杯) サイズ 口径4.5×横幅5.5×高さ5.5cm 。2個セットの化粧箱入りで保証書が付いている。淡いイエローで蛍光灯下で緑に色づく。重量感があり下部のデザインが美しい。上から底を見ると美しい。値段も手頃。

これでチェコ製のショットグラスは、デスナ社の3個と合せて5個となった。チェコ製のウランガラスは美しい。



11/23/2011
ガラス磨き(その4)

ボヘミヤンゴブレットの底の壁部分に残っていた曇り除去のガラス磨きに挑戦した。5回目は酸化セリウムの粉末を直接ゴブレットの底に入れて、そこに等量の水を加えた。この方法では酸化セリウムの量も少量で済み、使いきることもできるのでこの使用法がベスト。研磨後はゴブレット毎洗い流せば良い。

電動ねじまわしの先端にタコ糸でくくりつけたスポンジに水を含ませてから、これでかき混ぜて研磨を試みた。また、使用済みの歯ブラシでも同様に研磨した。歯ブラシは若干曲がっているところも研磨可能で傷も付かないことが分かった。まだ、ほんの少し曇りが残っているがここまでとした。

BOHEMIAN GOBLET 左から、入手時ガラス磨きの前(左)、研磨後(中)、最終研磨後(右)透明感が違う!



11/16/2011
ガラス磨き(その3)

酸化セリウムは水と混合して時間が経過すると研磨力がなくことがわかった。仕様書には使い切ると書かれているので、混合液は作り置きできないし、混合液も少量作成して使用すべきことが分かった。せいぜい混合後1日まで。

研磨は4回行った。1回目手磨き(11/12)は作成後に行い効果あり、2回目手磨き(11/13:1日後)に行い効果を確認。ただ、3回目ドリル磨き(11/14:2日後)はあまり効果が確認できなかった、このとき混合液がポリ瓶の壁に付着する傾向があった。4回目ドリル磨き(11/16:4日後)効果が確認できず、混合液はポリ瓶のかべにべっとりと付くようになった。

11/14/2011
ガラス磨き(その2)

ボヘミアンゴブレットの底の方は手が届きにくく、磨きにくかったところには少し曇りが残っていたので、再度ガラス磨きを行った。電動ネジまわしの先にスポンジを差し込んで、タコ糸で結んで固定した。

スポンジに水を含ませてから酸化セリウムを付着させて、先端を回転させて磨く。若干力不足ではあるが、かなり磨くことができた。

BOHEMIAN GOBLET ガラス磨きの前(左)、磨きの後(右) 透明感が違う!



11/13/2011
ガラス磨き

ボヘミアンゴブレットの内部が曇っているのが気になるので、だめもとで曇りがとれないか試みた。

@台所用漂白剤キッチンハイターをグラスに水を満たしてからキャップ1杯加えて放置したが、効果なし。有機物の付着ならこれで完全に除けるので、曇りは有機物の付着ではなさそう。

A家庭用のガラス磨きクリーナーで磨いてみるが、効果なし。曇りは無機物が頑固に付着したものか、あるいはガラスについた微細なすり傷と考えられる。

Bダイヤモンドの研磨剤のついた市販のスポンジでこすってみたが、やはり効果なし。無機物の頑固な付着に効果があるとされるが、無機物の付着ではなさそう。

C究極のガラス研磨剤である禁断の酸化セリウムの研磨剤を試してみる。これはガラスを物理的に研磨する作用とガラスを溶かして研磨する作用がある強力なもの。自動車のガラス磨き用に市販されていたガラス研磨用セリウムセット25g を試してみた。なお、酸化セリウムの安全性データ を見る限り特段の問題はなさそう。

使用法は酸化セリウムと水を1:1で混ぜて、これをスポンジにつけて磨くだけ。ゴム手袋をつけて磨きたい部分を研磨するだけ。ただ、かなり力をいれて少なくとも10分以上はこする必要がある。

なかなかとれなかった曇りがとれ、見違えるようにきれいになった。かなり力をいれても新たな傷がつくことはないので安心して使用できる。やはりかなりの優れもの。

気になっていたよごれはとれたが、底の方は手が届きにくく磨きにくかったところには少し曇りが残っているが良しとしよう。

11/2/2011
Daisy & Buttonのゴブレットの赤 が到着した。ブラックライトで確認したところ、残念ながらウランガラスではなかった。よい経験になった。落札価格に加えて、その他経費が3,277円かかった。

11/1/2011
BOHEMIAN GOBLET

セカイモンで10月10日(月)に落札した「BOHEMIAN GOBLET」が、落札から22日目の11月1日(火)にようやく到着した。米国のオークションに出品された品物が日本で落札できて配達してくれる便利な時代だ。即落価格以外の諸経費が7,143円かかったが、特段のトラブルもなく、手元に届いた。

実際に品物を手にとってみると、イエローグリーンのウランガラスで蛍光灯下でも蛍光の緑色がよく発色しており、意外に大きく重量もあるが、内側に曇りがある。

説明書では、ボヘミヤ製で、BIEDERMEIER時代、1850〜60年代のものとされているが、ボヘミアゴブレット様に米国で製作されたものではないか?また、内部のよごれから花瓶として使われていた可能性がある。とりあえず蛍光灯下で写真を撮影。



ビーダーマイヤー(独:Biedermeier)とは
19世紀前半のドイツやオーストリアを中心に、もっと身近で日常的なモノに目を向けようとして生まれた市民文化の形態の総称。示す概念によってビーダーマイヤー様式、ビーダーマイヤー文学、ビーダーマイヤー時代などのようにあらわす。

ウランガラスの由来
1830年代 ボヘミア(現在のチェコ)のガラス工芸家フランツ・リーデル氏が、ガラスにウランを着色剤として使用してウランガラスを製造し、娘の名前を取って、アンナゲルブ(Annagelb:アンナの黄色)、アンナグリュン(Annagru"n:アンナの緑)と名づけた。同じ時期にハラッハ家のボヘミアでのガラス工房でもウランガラス工芸品が製造された。

光源の英語
白熱灯:an incandescent lamp [light] 、蛍光灯:a fluorescent light [lamp]

10/23/2011
ウランガラスの写真

ウランガラスはブラックライト(紫外線)を当てると緑色の蛍光を発する。したがって、光線中の紫外線の量によって蛍光の発光量が変化するので、光源の具合で色合いが違って見え、蛍光の発色が混ざるので妖しい色合いとなる。

特にイエロータイプは、自然光または蛍光灯のもとで見ると、イエローと緑色の蛍光が微妙に混ざり、一番美しい。また、表面に凹凸のあるものは色調の変化に富み美しい。ウランガラスの魅力はここにある。

ただ、ブラックライトを照射してみるのはウランガラスかどうかの確認には最適であるが、単一の蛍光にはあまり魅力を感じない。

ウランガラスは蛍光灯下で十分鑑賞するに値する。蛍光灯からは紫外線が出ているので、室内でも妖しい色合いが醸しだされる。したがって、はじめに、蛍光灯下で写真を撮影・掲載することとした。

今後は、自然光下での撮影や、蛍光灯下でブラックライトの照射を加えた場合、夕日の当たった場合などの写真を撮影してみたい。写真は順次追加・更新したい。写真がそろったらギャラリーのページを作成予定。

また、HP掲載の写真は自身で撮影したもののみとし、WEBサイトに掲載されている写真には、リンクすることとしている。

蛍光灯下での写真撮影について

@デジカメで被写体の良さを表現することを意識して本格的に写真撮影したことはなかった。カメラ本来の特性に左右されるが、現在所有のビデオ兼用のデジカメ(三洋のザクティー)でどの程度の写真が撮れるか、とりあえず試してみることとした。

Aウランガラスを撮影するために、黒、グレー、白のフェルトを入手した。ウランガラスの写真の背景は黒が多い。まず、黒を背景に蛍光灯下で撮影を試みた。

B撮影用照明の設定としては、室内の上部蛍光灯を点灯、椅子の上にフェルト黒を敷き、その上にウランガラスを配置し、蛍光灯スタンドで真近から真横、斜め上方向から照明。なお、窓からの自然光はあるが、直接ウランガラスには当たらない。

Cカメラの設定はズームは接写、画面サイズは従来撮影してきたものより高画質(  )とし、色調は蛍光灯、ASAはAUTO、測光は中央と平均をそれぞれ試した。シャッター速度は概ね1/30程度であった。

B蛍光灯下で撮影したが、色調は蛍光灯に合わせた方がうまく色が表現できる。色調を自然光にすると緑色がうまくでない。色調を電燈にすると青くなりすぎるので不適。

C背後の部屋や自身の服が写っているようなので、黒っぽい服を着て撮影したり、上部照明を消灯するなど、背景が写らない工夫が必要。

Dガラスの表面が白っぽく写るが、偏光フィルターが必要かもしれない。なかなか、見えるとおりの色合いを撮影するのは難しい。

まだまだ希望したような写真が撮影できていないが、とにかく各日記サイトに撮れた写真(250X333)を追加した。クリックすると原寸の大きな画像(  )がみられる。今後も撮影に挑戦の予定。

10/18/2011
Daisy & Buttonのゴブレット赤

セカイモンDaisy & Buttonのゴブレットの赤 が出品されていたので、またしても衝動的に即落してしまった。

これは先に入手したDaisy & Buttonのゴブレット【アンティーク ウランガラス】ウォーターゴブレット Adams & Company 社 と同じゴブレットでカップ部分が赤に着色されたもの。飲み口の部分がパール色に着色したOpalescent Glass Daisy & Button Thumbprint Goblet はよく見かけるが、赤は珍しい。

10/10/2011
ボヘミアンゴブレット

たまたまみていたセカイモンボヘミアンゴブレット が出品されていたので衝動的に即落してしまった。

セカイモンで落札するのははじめてであるが、小額のものは手数料がかかるので、落札するなら高額のものと考えていた。円高の今は好機か?日本では入手が難しそうなものなので、だめもとで試してみた。どんなものが届くか確かめたい。

THUMBPRINT (拇印)BOHEMIAN GOBLET
1850〜1860年代のBIEDERMEIER 地方のBohemian ガラス工房の製品、高さ5 5/8インチ(14.3cm), 外径 3 3/4インチ(9.5cm).

ウランガラスと太陽光

部屋に夕日が差してきたので、先に入手したウランガラスに太陽光を当てて発色を確認した。やはり蛍光灯より発色が強い。特に美しいのはやはりイエロータイプでしかも壁面の厚さが均一なものより、不均一のデザインのもの「Bk00002 イエロー」がグリーンとイエローの色合いの変化があって美しい。最高。

10/6/2011
ゴブレット&タンブラー:イエロータイプ&グリーンタイプ

ゴブレットのイエロータイプ(Bk00002 イエロー 口径8.0cm 高さ16.0cm )とグリーンタイプ(Bk00001 グリーン 口径8.0cm 高さ16.0cm )を、



また、クラック入りタンブラーのイエロータイプ(Crackled No.4 イエロー 口径7.8cm 高さ17.5cm )とグリーンタイプ(Crackled No.4 グリーン 口径8.0cm 高さ18.0cm)をLapo から入手した。



10/3/2011
タンブラー:イエロータイプ&グリーンタイプ

探していたウランガラス のグリーンタイプ(ozs00001 グリーン 口径6.7cm 高さ16.2cm)のタンブラーをイエロータイプ( ozs00001 イエロー 口径6.8cm 高さ16.3cm)と共にLapo から入手した。これらはチェコ製でLapo発注のオリジナル製品とのこと。



本格的なグリーンタイプを手元でみるのは初めて。蛍光灯下でグリーンがとても鮮やか。この鮮やかなグリーンは普通のガラスでは出ない。

イエロータイプも高さがあるので、蛍光灯を上から照らすと上部が緑色を帯びて美しい。イエローの方が色合いが楽しめる。グリーンタイプは蛍光が緑色なので鮮やかにはなるが色合いは変化しない。この妖しい色合いを撮影するのは難しいが挑戦する価値がある。

いままでウランガラスのグラスを幾つか収集してきたが、壁面の厚さが均一なものより、不均一のデザインのものの方が色合いの変化があって美しい。いろいろなタイプのものをそろえてみたい。

9/20/2011
Daisy & Buttonのゴブレット【アンティーク ウランガラス】ウォーターゴブレット Adams & Company 社

米国オハイオ州のマンズフィールドで発見されたウランガラスのゴブレット。カナリアイエローの Daisy & Button with Thumbprint Panel デザインの作品。フット部に十字の文様がついている、窓枠のようなフレームがついているなど、面白いデザイン。Daisy & Button はパターングラスとしてとても人気のある柄だが、このフレーム状の模様があるDaisy & Button with Thumbprint Panel はかなり珍しい作品。おそらくは Adams & Company の1886年以降に作成された作品とのこと。

イエロータイプのゴブレット。壁面の模様がよくできている。壁面が均一なものより変化があって色合いがおもしろい。



セカイモンに同じゴブレット が出品されていたが、WESTMORELAND GLASS COMPANY製との記述があった。また、同様なOpalescent Glass Daisy & Button Thumbprint Goblet が出品されていたが、1965年ごろの製品との記述があった。

さらに、同様なゴブレットが、Ando's Uranglass Gallery に掲載されているが、「10) ゴブレット, プレスガラス、"Daisy & Button with Thumbprint"、L.G.Wright社, 1960, H12.5cm」と説明されている。

どの記述が本当なの?

ゴブレット 【goblet】とは?

足つきのグラスで、ソフトドリンクやビールなどを飲むのに用いるもの。本来は足つきの、ガラスまたは金属製の酒杯。

ゴブレットとは、金属またはガラス製の、把手のない酒杯を意味していた。容量は240〜300mlが標準だが、最近はもう少し容量の大きいものもある。

8/9/2011
米国製ロックグラス

1950年代の米国製のロックグラス (高さ10.5cm、口径8.5cm)。未使用品。イエロータイプの色合いがとても良い。また、重量もあり手にぴたり。最高。



同じようなグラス の記述に「1940年 ティフィンガラス社 ウランガラス・ワセリンガラス ジョージアン グラス」との記述があった。

セカイモンで同じようなグラス が掲載されていたが、説明には、「VIKING TUMBLER/CUP(バイキングタンブラーのカップ」「GEROGIAN GOBLET(グルジアゴブレット)」と呼ばれていること、また、ハンドメイドでOHIO州Cambridgeで作成されたことなどが記載されている。

2/14/2011
米国サミット(Summit)社コウノトリ柄のミニタンブラ

米国サミット(Summit)社(グラスの底にVの刻印?)のコウノトリ柄のミニタンブラー、かわいいグラス、側面に3つ姿の違うコウノトリがデザインされている(高さ7.5cm、口径5cm)。新品。ロックグラスにちょうど良い大きさ。氷を入れてオンザロック、最高。



同じ絵柄のコウノトリのToothpick Holder がセカイモンに出品されていた。

2/10/2011
米国フィデラルガラス社「ショットグラス」

米国フィデラルガラス社(グラスの底にFの刻印)の「ショットグラス」(高さ5cm、口径4cm)が到着。ウイスキーをストレートで試飲、最高。LED台で蛍光の発光を確認した。美しい。写真を撮影した。



1/29/2011
ウランガラス照明展示用アクリルケースとLED台

ウランガラスを常時見て楽しみたいのでLED台と、埃よけのための アクリルケース を発注。新森商事株式会社に注文してあったLED台 とアクリルショップ・はざい屋に注文してあったアクリルケース(150x150x210mm厚さ3mm台座カラー透明)が到着。グラス「月花」をLED台にのせてLEDを点灯すると実に美しい。アクリルケースは少し小さめのものにしたが丁度良い具合。200mmx200mmx260mmの背面ミラー型もあるが今後検討。写真を撮影。



1/27/2011
米国MOSSER社「お花のタンブラー」

米国MOSSER社(グラスの底にMの刻印)の現行品「お花のタンブラー」が到着。ワインガラスの美しい発色、この色が好きだ。水割りを作って試飲、最高。41LED紫外線ライトを照射して蛍光の発光を確認した。美しい。写真を撮影した。



同じROSE(バラ)のタンブラーがRAMBLING ROSE TUMBLERS として、また、DAHLIA(ダリア)のタンブラーがDAHLIA DUGAN TUMBLERS としてセカイモンに出品されていた。

1/13/2011
妖精の森ガラス:ロックグラス「煌(きらめき)」グラス「月花」

妖精の森ガラスにお願いしてあったロックグラス「煌(きらめき)」とグラス「月花」が到着。ガラスの発色がすばらしい。グラスに氷を入れてオンザロックでウイスキーを試飲。入手した41LED紫外線ライトを照射して蛍光の発光を確認した。美しい。写真を撮影した。





1/12/2011
高性能41LED紫外線ライト

ヤフーオークションで「ウランガラス鑑定に高性能41LED紫外線ライト★おまけにルビー付」 を購入。波長が395nmのもの、375nmよりもウランガラスの蛍光の発生がよいとのこと。20灯点灯モードと41灯フル点灯をすばやく切り替えることが出来るすぐれものでしかも安価。ウランガラスに照射して蛍光の発光を確認。蛍光を発生させて写真撮影するのに最適。



那須ら はウランガラスに紫外線を照射し、どの波長の紫外線が緑色蛍光を出すのに寄与しているかを示しているが、327nmの短波長の紫外線が最も有効で、次に420nmの紫外線(青色の光)が有効であることが分かる。@紫外線殺菌灯(250nmの紫外線を出すいわゆる水銀灯)が1番で、次は長波長のUV-LEDである。日亜化学のUV-LEDはUGには向いていないようである。

なお、UV-LEDよりも、青色LEDの方が有効かも知れないが、ウランガラスに青色が反射するので、UV-LEDの方が緑色蛍光が美しく見える。(青色LEDでも緑色蛍光が出ることは前から知られている)

1/9/2011
ウランガラスの色

ウランの化合物には黄色のものが多いが、蛍光を出すのは六価のウラニル・イオン(UO2++)を含む化合物だけである。したがって、ウランガラスの中でも、ウランは金属あるいは酸化物ではなくて、ウラニルイオンの形をしている。このことはベクレル親子により発見された。通常光の下で見られるウランガラスの色について、文献(仏:CEA資料)によれば、次のようになっている。

ガラスに2ウラン酸ソーダを加えると、黄色のウランガラスとなる。この色のウランガラスが最も数が多く出回っている。

さらに、硫酸銅または重クロム酸カリや酸化クロムを加えると、緑色のウランガラスとなりる。

ウランガラスに酸化セレンを加えると、オレンジ色のウランガラスとなる。

ウランガラスに微量の金を加えると、ピンク色のウランガラスとなる。いわゆるバーミューズガラス。

ウランガラスに酸化銅を加えると、青色のウランガラスとなる。

なお、ウランのイオン状態は3/4/5/6価の4種類があり、ガラスに混ぜると3価(紫色)、4価(緑色/茶色)、5価(黒色)、6価(黄色)となることが知られている。

なお、ウランガラス同好会のHP にウランガラスの鑑定 について詳しく記載されている。

ワセリンガラス(Vaseline Glass)とは

ウランガラス(UG)は1840年には発明されていたが、米国では色々な名前が付いていた。その後、1930年代に、骨董商の間で透明な黄色のUGのニックネームとしてワセリンガラスが使用されるようになった。従って、米国では「ワセリンガラス=Vaseline Glass は 透明な黄色のUGのみを云う」とされている。「青色UG/ピンク色UG/琥珀色UG等はUGであるが、ワセリンガラスではない」と、ウランガラスの歴史(ウランガラス同好会HP)に記載されている。

1/8/2011
骨董ジャンボリー見学会

ウランガラス同好会の「骨董ジャンボリー見学会と昼食会」 に参加させていただいた。同好会メンバーになってから初めての参加であったが、吉岡さんはじめ皆様に親切にしていただいた。また、いろいろな情報が得られ非常に有意義な一日であった。同好会のメンバーの皆さまに感謝。



ブラックライトのレーザーポインター

吉岡さんからブラックライトのレーザーポインターをお譲りいただいた。このような会場で威力をウランガラスの判定に発揮する優れもの。すごい。



ショットグラスとロックグラス

会場で米国の1910〜20年代のショットグラスとロックグラスを購入。緑色の濃いウランガラス。昼食会で放射線を測定していただいたところ、放射線量はかない少ないとのこと。緑色のウランガラスはウランの量が少ないようだ。ロックグラスに氷をいれオンザロックでウイスキーを試飲。



また、ショットグラスでウイスキーをストレートで試飲。また、ブラックライトで蛍光の発光を確認した。



妖精の森ガラスでロックグラスとグラスが販売されているとのこと、カタログでみるとすばらしい。是非これでウイスキーを飲んでみたい。

1/1/2011
「Uranium Glass Antenna」

Hatena::Antennaサイトにウランガラスのアンテナサイト「Uranium Glass Antenna」を設定して、関連サイトをグループに分けて掲載した

12/17/2010
はじめてのオークション落札できず。

12/16/2010
コレクション:「ミニグラスThimble」「ミニグラスpage」「ミニグラスGrapes」

発注してあった日亜化学工業製高出力紫外線LED 波長375nm(ナノメーター)使用LEDブラックライト「UV-LED375-01RS」が到着。



また、ショットグラス2個も無事到着。ブラックライトで蛍光の発生を確認。いずれもチェコガラスの特徴的な自然蛍光がある。これで3個になった。コレクションは3個以上なければならないとのことでこれでコレクションといえる。それぞれにジョニ黒、グリーン、Goldを入れて飲む。最初に買ったものが形がよくと容量が一番よい。







12/14/2010
ブラックライト

ウランガラスを見分けるのはブラック(UV)ライトが必要とのことで、日亜化学工業製高出力紫外線LED 波長375nm(ナノメーター)使用LEDブラックライト「UV-LED375-01RS」 を楽天市場「サウスウオーカーSHOP」 に発注。

最近は強力な紫外線LEDが使用されているとのこと、入手したらどのくらい光るか試してみたい。ウランガラスは英語では「Vaselin Glass」というが、これはガラスがワセリンの色つやに似ているためとのこと、確かに似ている。

12/13/2010
ウランガラス同好会

同好会への入会をお願いしたところ、快く認めていただいた。 現在、登録会員数は285名(女性86名)とのこと。285番目の加入。感謝。

ミニグラス発注

第19回東京ミネラルショーで購入したショットグラス は、チェコDESANA社「ミニグラスThimble」 であることが分かった。とにかく良い現行品を入手しようと、有限会社Lapo へ、チェコのDESNA(デスナ)社「ミニグラスpage」「ミニグラスGrapes」 を発注した。

ウイスキーとグラス

ガラス(グラス類)の収集は高槻勤務時の出張の際に、小樽のガラス工房などで、気に入った安いものをいくつか集めてウイスキーを飲むのに使用してきた。最近は結婚式の引き出物にもらったバカラのタンブラーで水割りを飲むのがもっぱら。地震に備えてキッチンの最下段の引出にまとめて保管し、随時取り出して使用している。これからウランガラスのグラスが加わることになる。

ウイスキーはジョニ黒。いつのころからか明確ではないがニューヨーク滞在時は免税や市販(40ドル)のジョニ黒を飲んでいたように思う。その後、ビール(発泡酒)をやめてからはもっぱらウイスキーの水割りで、水割りはジョニ黒が一番うまい。

11月の韓国旅行の免税でジョニ-ウオーカーGreenとGoldをそれぞれ1本購入(Blueは高価で敬遠)。Greenは黒より増して水割りには最高。Goldはストレートが最高、まろやかで申し分なく、水割りにはもったいない。入手したショットグラスで飲むのが最高。

12/12/2010
対象の変遷

最近、ひょんなことからウランガラスに興味を持つようになった。とうとう骨董?収集が趣味になりそう。ここ十数年の関心はディスカス飼育からロボット製作へと、対象が動く生身の人間から、手間のかからない変温動物の魚類(熱帯魚)、電気を入れれば動くロボット(機械)となり、ここへきてブラックライトで光るウランガラス(無機物)へと変化してきた。体力的な衰えからフォローが容易な動きの少ない対象へ、また土に帰るのが近くなったためか、土に近い金属や無機物へと対象が変わってきている。

ウラングラスの収集は、現行品、骨董を問わずに、日常つかって楽しめるグラス類などを対象としたい。ウイスキーが好きなのでこれで飲むとうまい。収集品はケースにしまっておくよりも、手にとって使ってこそ生きるもの。趣味の収集品など所詮本人だけのもの、家族にとっては全く意味のないガラクタで早々に処分される運命のもの。

一方でこれもひよんなことから画像の収集を10年ぶりに実施しているが、この収集はあとしばらくで終息の見込み、その後再整理を実施。スクラップブックなども再整理の時期にある。ロボット製作は多脚機体によるサバイバルゲームなど新規分野で継続展開中。

12/11/2010
ウランガラスとの出会い

第19回東京ミネラルショーを見学、目的は化石(変成アンモナイト)と隕石。2-3年前に切り口が美しい隕鉄 が展示されていた。新聞記事(日経2008.5.22) に掲載されて関心のあったウランガラスが展示販売されているのを偶然発見し、チェコ製ショットグラス 1個を衝動買い。帰宅後ジョニーウオーカーGold18年を試飲したが最高。


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