月日年 | 内容 |
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10/1/2020 |
ゴブレット クレソット Goblet Creusot
セカイモンで入手した。「ELEGANT & RARE!! SANDWICH?? Canary ** LACY ** Heavy GOBLET!!(エレガントでレアな Boston Sandwich社製?のカナリーの重量感のあるゴブレット)」とされており、米国の有名なガラスメーカーである Boston Sandwich社あるいはヨーロッパ製で、1845年代から1860年代ごろのものとされている。 また、ドーム型の台の裏側にはレースのパターンが入っており、リムを軽くたたくと、フリントの時代を確かに示す素敵な「ティン」と音がするとされている。
このパターンは既に入手している クレソット フット タンブラー
Creusot Footed Tumbler やクレソット タンブラー 2 Creusot Tumbler 2 に似ており、また、これらパターンの間には点描があることなどが類似している。
とても重量感のあるゴブレットで、台の裏側にもパターンが施されており、いままでにこのような凝ったパターンは初めて。ゴブレットの上からのぞくとその底の細かい格子のパターンが綺麗に見える。
このゴブレットのデザインはEAPGにはなく、しかもパターンに触れた感じには鋭さがあり、オリジナルの型ガラスで複製品ではないと考えられる。また、ガラスに古さがあり、放射活性も4以上もあるので生産時期は古いと考えられ、ヨーロッパ(フランス?)で19世紀に生産された可能性が高い。
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8/7/2020 |
タンブラー キズイセン Tumbler Jonquil
セカイモンで入手した。説明では「4 Iridecent Vaseline Glass Tumblers Teal and Yellow a Gold Jonquil Flower」
とされ、上半分が青緑色、下半分が黄色のタンブラーで金色のキズイセンの
ゴールドジョンキルフラワーのデカール(転写シート)が貼られているとされている。
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6/28/2020 |
タンブラー フローラ アメジスト Tumbler Flora Amethyst
説明によると、フィンランドの代表的グラスデザイナー Oiva Toikka(オイバ・トイッカ)の代表作の一つ、フローラ(Flora)シリーズのタンブラー。フローラの意味は「植物相」、現実のような、幻想のような植物の姿がエンボスで描かれ、沸き立つような生命感を感じる美しい手吹きガラスのタンブラー。もともとピッチャーとのセットで販売されたもの。
フローラのタンブラーは200ccサイズと300ccサイズが作られた。本品は200cc。カラーはグレー、ブルー、バイオレット、クリア、アメジストが作られた。本品はアメジストでネオジウムガラス(Neodymium glass)製、着色に使っている酸化ネオジウムにより、自然光下や白熱灯の下ではラベンダー色に、蛍光灯の下では薄いブルーと、周りの光に影響され、色が変化する。
タンブラーはタンブラーは1966年から73年まで作られた。 フローラそのものは1966年から1991年まで製造されていた(カラーガラスは1978年まで、以降はクリアのみ)。この間にArabia Nuutajarvi(1950-1971) → Arabia(1971-1977) → Nuutajarvi(1977-1988) → Iittala Nuutajarvi(1988-1990)とめまぐるしくメーカー名が変更した。ガラスはなかなか年代を特定できないので、 Nuutajarviとしたとのこと。
光によって色が変化するネオジウムガラスがあるとのことで入手してみた。酸化ネオジムは、可視光の550〜590ナノメーター(黄色光)の波長域を強く吸収し、青色域と赤色域とに可視域を分割している。そのうえ、ネオジムで着色されたガラスは、その厚みが薄いと青色が目立ち、厚いと赤色が目立つ吸収を示し、これは二色性と呼ばれている。二色性のこのガラスは光源の色調変化によりその色が極めて鋭敏に変化する特徴がある。
このネオジムガラス(Neodymium glass)は、アレキサンドライトガラス(Alexandrite glass)とも呼ばれている。宝石のアレキサンドライトは、太陽光下や蛍光灯下では暗緑色を示すが、赤色系スペクトルの強い白熱灯や蝋燭の明かりの下だと色が鮮やかな赤色に変わる。これは黄色系スペクトルを吸収するクロムを含有し、また石が反射する光に赤色要素と緑色要素の両方が平均的に存在し、青みが強い光線の元では青色系の色を、赤みが強い光線の元では赤色系の色を反射するためであるとされている。 ネオジムガラスとはその色変化の様子は異なるものの、類似している両者はとても興味深い。
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5/21/2020 |
タンブラー バイオレット アートグラス Tumbler Violet Art Glass
セカイモンで入手した。タイトルは、Rare Victorian Vaseline Uranium Glass Amethyst Enameled Tumbler Bohemian
ビクトリア時代(およそ1850-1910年)の ボヘミアのアメジストのエナメルで書かれたアートグラス。
説明によるとボヘミア製とされている。淡いグリーンのワセリンガラスをアメジストパープルカラーで覆っており、これに花の図彩をほどこしたアートグラスとされている。
(This is likely bohemian. It is a lovely amethyst purple color cased in pale green vaseline glass. It has branches with flowers enameling. The entire piece glows under black UV light.)
エナメルで書かれた米国製のアートグラスは既に何点か入手しているが、絵柄が類似しているので、ボヘミア製ではなくおそらく米国製であろう。生産時期は1880〜90年代と考えられる。
紫色のウランガラスは知られていない。アメジストがかかっていない pale green の底はブラックライトで蛍光を発するし、アメジスト色の側面はブラックライトで蛍光を発する。説明では pale green のウランガラスをアメジストパープルカラーのガラスで覆っているとされている。
放射活性を測定すると外側が 0.5、底が 0.7、カップの中では 1.0 で、外側よりも底の方が、また内側が最も放射活性が高かった。したがって、外側を覆ったとされるアメジストのガラスはウランガラスではないと考えられる。
すなわち、説明どおり、pale green のウランガラスにウランガラスではないアメジストパープルカラーのガラスで覆ったタンブラーとなっているようだ。なお、ガラスタンブラーの上端の切り口は濃い緑色になっており、ウランガラスの蛍光が反映しているようだ。
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4/11/2020 |
ゴブレット プーケベリ アンバー Goblet Pukeberg Amber
セカイモンで入手した。
説明書には Pukeberg社のHarald Elof Notiniのデザインで1910〜20年代に生産されたものであるとされている。Art Deco様式で、高さ6 3/4 インチで四方形の脚がついている書かれている。ほかのグリーンもある。
トパーズ色のような茶色がかったイエローブラウンのウランガラスは「TOPARZ TURKEY TRACKS TUMBLER」に次いで2つ目。蛍光灯下では、トパーズ色とグリーンの発色とが混ざり実に美しい。
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4/11/2020 |
ゴブレット プーケベリ グリーン Goblet Pukeberg Green
セカイモンで入手した。
説明書には Pukeberg社のHarald Elof Notiniのデザインで1910〜20年代に生産されたものであるとされている。Art Deco様式で、高さ6 3/4 インチで四方形の脚がついている書かれている。ほかにアンバーもある。
ウランガラスらしいグリーンのゴブレット。
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3/22/2020 |
タンブラー スパニッシュ レース Tumbler Spanish Lace
セカイモンで入手した。タイトルでは、Northwood社のSpanish Lace のオパールのシダの模様のアートグラスとされる。
淡緑色(pale green)のウランガラスで、淡黄色の図柄はVaseline Glass Identification に写真
が掲載されている。
「VASELINE GLASS:Canary to Contemporary」
のNORTHWOOD CO.のSPANISH LACE(p197)の説明によるとグリーンはレアだと記載されている。
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2/16/2020 |
ゴブレット ビーダーマイヤ No1 Goblet Biedermeier No1
セカイモンのオークションで入手した。説明書のタイトルには、1840~50年代のビーダーマイヤー様式のワセリンガラスのゴブレットとされている。
上部カップの部分に3本線の模様が描かれている。ステムの長さが9p近くあり、先に入手している「Goblet Biedermeier Beaker」よりかなり長い。底は6枚の矢羽根状の「Goblet Biedermeier Beaker」と同じデザインであるが、「Goblet Biedermeier Beaker」では1枚の先は3つに分かれているが、これは2つに分かれている。
ステムと底の厚いガラス部分にはくすみが認められる年代を感じさせる。カップの側面と底の放射活性を測定したが同じ値を示した。2つはほぼ同じ時代に同じ場所で生産された可能性がある。
イエローのウランガラスで、蛍光灯下でも緑色の蛍光がよく発色しており、とても大きくて重量感もある。これまで入手したBiedermeier時代のBohemiaのゴブレットとしては飾っても映える十分な大きさがあり、最高のものである。どこに出しても恥ずかしくない逸品、絶品!それで名称にNo1と付記した。
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2/16/2020 |
ゴブレット モーゼル Goblet Moser
セカイモンで入手した。「Rare Moser Art Deco Vaseline glass Uranium neoclassical warrior frieze 6.75」とされており、チェコの有名なガラスメーカーであるモーゼル(Moser)社で、1920年ころのアールデコ様式のゴブレットです。
カップ胴部の金で彩色されたギリシャの女性戦士の浮彫り装飾がモーゼル社独特のものです。同じ浮彫装飾のある 花瓶 が Ando`s Utanglass Gallery
展示室2-3(9)(13) に掲載されている。
本品は、イエロー(yellow)のワセリンガラス。自然光のもとでもウランガラスの蛍光がはっきり分かります。
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2/13/2020 |
タンブラー ルビナ ヴェルデ W
TUMBLER RUBINA VERDE W
セカイモンで入手した。タイトルは VICTORIAN CRANBERRY GREEN VASELINE URANIUM TUMBLER GLOWS C90
とされ、Victoria時代に製作されたものとされる。
Rubina Verdeでクランベリーの部分も蛍光を発するが、底に近い部分はイエローというよりもグリーンに近い。内側に白い薄いガラスの層があり、上側が厚く底の方にはほとんどない。内側に白いガラス層を付けたのが、桃色を表現するためか、補強のためなのかなど分からない。
そのため先に入手した「タンブラー ルビナ ヴェルデ ポルカ ドット」
とは色合いを異にする鮮やかなクランベリーレッドとグリーンのバイカラーのタンブラーとなっている。
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1/22/2020 |
タンブラー アートグラス ワイルドフラワー Tumbler Art Glass Wildflowers
セカイモンで入手した。タイトルでは、Phoenix Harrach Vaseline wildflower enameled Victorian glass tumbler
、ビクトリア時代(1880年代)の Phoenix Harrach のワイルドフラワーのアートグラスとされる。
淡緑色(pale green)のウランガラスで図柄は既に入手している「タンブラー フラワー アートグラス Tumbler Flower Art Glass」 と比べて繊細で、幾つもの野の花が緻密に描かれており、とても綺麗で見ていて飽きがきません。
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1/19/2020 |
タンブラー ルビナ ベルデ アートグラス ハナミズキ Tumbler Rubina Verge Art Glass Dogwood
セカイモンで入手した。タイトルでは、Phoenix Harrach glass cranberry Vaseline Rubina Verde Victorian glass tumbler
、ビクトリア時代(およそ1850-1910年)の Phoenix Harrach のルビナ ベルデ のアートグラスとされる。
下地のタンブラーは既に入手している「タンブラー ルビナ ヴェルデ TUMBLER RUBINA VERDE V」 に類似しており、米国の「Hobbs, Brockunier & Co. 製、生産時期は1880〜90年代と考えられる。これにハナミズキ(Dogwood)の花の図彩をほどこしたアートグラスとなっている。
Vaeline Glass Identification に同じアートグラスの写真1、写真2が掲載されている。
米国製の図彩のタンブラーは2個目。ハナミズキ(Dogwood)の図彩がクランベリーレッドにマッチしていて美しい。また、蛍光灯下で Cranbery に緑色の蛍光が混じり、実に美しい。
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