KHR-1について
「KHR-1 標準」2004.9
「KHR-1 拡張4自由度ユニット搭載」2005.5
「KHR-1 旋回軸ユニット搭載」2005.7
「KHR-1 旋回軸ユニット&オフセットアームA(足)搭載」2005.8
「KHR-1 標準&オフセットアームA(肩)搭載」2005.8
「KHR-1 HV化 旋回軸ユニット搭載&オフセットアームA(肩)搭載」2005.11
KHR-1を入手して、組立・操作しているが、評価は以下のとおりである。
1.非常に完成度の高い二足歩行ロボットの組立キットである。
2.ロボットをコントロールするソフトウエアーが整備されており、いずれのソフトウエアーも完成度が高く、しかも拡張性があり、使いやすい。
3.自律動作、有線操縦(高速シリアル)、無線操縦(低速シリアル)が可能である。また、各種無線操縦ツールが使用可能である。
4.新規パーツなどが順次追加販売されて、ロボットの機能の拡張性・発展性がある。
5.KHR-1をベースにすれば、独自の改作ロボットを製作することが容易である。
6.ジャイロの搭載が可能である。また、センサーコントロールボードを使用すれば、各種センサーの搭載が可能である。
7.パーツ、センサーなどすべての追加オプションを搭載すれば、かなりレベルの高い二足歩行ロボットが製作できる。
8.サンプルモーションが公開されており、高度な動作が容易である。また、教示機能が使用でき、モーション作成が容易である。モーションの工夫次第でさらに高度な動作が可能である。
9.KHR-1のソフト、パーツ、センサー、モーションの作成などを使いこなせられれば、二足歩行ロボット製作の基礎知識が習得できる。また、ロボットの組立、分解、修理ができるようになり基礎技術が習得できる。教材としても優れている。
10.KHR-1をハンガーにつるしてアクリルのケースをかぶせて机上においているが、インテリアとしても見ごたえがある。
追加 KHR-2HVについて
1.高い運動性能
KHR-1の後継機としては発売されたKHR-2HVはKHR-1より運動性能が数段UPしている。運動性UPの理由として、
(1)サーボのHV化、これでサーボのパワーが2割程度UPしている。
(2)コントロールボードがRCB-1からRCB-3Jとなり、モーション作成がより容易になりプロポによる操縦性がUPしている。
(3)足構造がかぎ型になったことで脚が完全に折りたためるようになり、足の曲げの可動範囲が大きくなり、運動性がUPしている。
ちなみにKHR-1ベースの「BLACK TIGER 8」はサーボをHV化、コントロールボードをRCB-3HV、KHR2の足構造を採用したことで運動性能が格段UPした。さらに、ハイトルクサーボKRS-2350 HVを4個換装したので、KHR-2HVをしのぐ運動性能が得られている。
「BLACK TIGER 8」足KHR-2化(KRS-2350HV×4) 2008.10
(KHR-1 HV化:KHR Standard 機)
2.サンプルモーションが豊富
サンプルモーションは実に豊富で、基本動作はもちろん、サッカーの高度なモーションまでそろっている。初心者の入門機として非常に優れている。
3.改造が容易
KHR-2HVは樹脂製のサーボアームを採用しているので、サーボホーンが不要のうえ、軽量でしかもサーボの換装も容易。改造用、ハイトルクサーボKRS-2350HVへのパワーアップの部品などが豊富にそろっており、改造がより行いやすくなっている。ただ、ロボット用サーボ4000シリーズの換装には不向きである。
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