第5回ナガレンジャーファイティングフェスタin雪灯り回廊 に関東支部ナガレブラックタイガー( BLACK TIGER NEO )で参加した。ロボットバトルは自律で参加。センサールールX2,3の実戦試験を行った。 ロボットバトル1回戦は「むーじーどらい(RB2000改)」との対戦。前方攻撃の誤作動が多発している。目標の捕捉がほとんどできていない。探索行動が見られない。自律バトルになっていない。苦勝。
ロボットバトル2回戦は「クロムキッド」との対戦。前方攻撃の誤作動が多発している。目標の捕捉がほとんどできていない。探索行動が見られない。近接した場合は目標を捕捉した攻撃が見られる。全くよいところなし。自律バトルになっていない。完敗
(0)センサールールX2,3の設定条件
・PSDセンサー9個:左右腕前2個、足Y軸サーボ前面2個、左右腕横2個、左右腕後2個、胴体後中央1個。
・状況数は3,1つはスタートコントロール、2,3を往復。
・攻撃は近接、中接の2段、捕捉、探索(足Y軸サーボ前面2個)。
(1)センサールールX2,3の概況
・誤作動が多発する。
・捕捉・探索が全く行われていない。
・受光部の周りを補修したが明確な効果はなし。
・PSD5個使用の方がPSD9個より良かった。
・探索のセンサー設定値をX2:500からX3:600にしても基本的に状況は同じ。
・X1は転倒による戦術変更可能な状況数1+4、X2は戦術変更なしの状況数1+2(捕捉感度500)、X3は同(捕捉感度600)。
(2)誤作動の原因についての考察
1)センサーボードのそのもののプログラムの不具合の可能性、あるいはセンサーボードの能力の限界の可能性
・BTNEOとBT8にセンサーボードを取り付けて自律バトル、自律ビーチフラッグを行っているが、以前から起き上がりのモーションの誤作動が頻発している。これを防止するために、MANOIセンサーボードの加速度センサーとは別にBCB-3に加速度センサーを取り付けて、起き上がりモーション再生時点で、RCB-3の加速度センサーで転倒判定をダブルチェックするようにしたところ、誤作動による起き上がりモーションの再生は完全に防止できている。
・今回は攻撃モーションが作動する至近距離にないのもかかわらず、また、周囲に対象がないにもかかわらず攻撃モーション(特に前方)が誤作動で頻発する。原因は不明(PSDセンサーの干渉による異常値による可能性も検討中)。
・対処方法として考えられる方策として、センサールールをループにして、1回目の感知で状況1から状況2へジャンプするのみにして状況2でモーションを再生させる、ダブルチェック方式を試してみる。
2)センサールール設定の不具合の可能性
・BTNEOとBT8はPSDセンサーの前方4個の配置を同じにしているが、BT8ではこのような誤作動は起きていない。ただ、BTNEO のセンサールールはBT8のセンサールールよりも複雑になっている。
・センサールールを印刷してチェックする。
・もう一度、はじめから別の設計で作成し直してみる(センサールールの書き換え時に発生する誤り)。
3)PSDセンサーの干渉の可能性
・PSDセンサーの干渉の異常値による可能性は否定できない。
・BT8でも前方4個を平行に使用しているが、起き上がりの誤作動はあったものの、攻撃の誤作動は起きていない。ただ、捕捉が期待したほどできていない。
・PSDセンサーは平行していても干渉しないとの報告がある。ただし、3個以上についても干渉しないかは不明。以前PSDセンサーを5個使用していたとき、前方に2個使用していたが、誤作動の発生はなかった。
2/8/09
第5回ナガレンジャーファイティングフェスタin雪灯り回廊に関東支部ナガレブラックタイガー( BLACK TIGER NEO )で参加した。長井は山形新幹線で意外に近い。昼前には長井に到着。12:00からの井上幸一氏の講演「サンライズ我が人生」を拝聴。長井出身の井上氏のサンライズの裏話。
ロボットかるたでロボットバトルトーナメントの組み合わせ決定を行った。「BLACK TIGER NEO」は「むーじーどらい(RB2000改)」との対戦となった。ロボットかるたの「BLACK TIGER NEO」の動画を撮っていただいた森永さんに感謝。
ロボットバトル1回戦「むーじーどらい(RB2000改)」との対戦は、自律バトルで対戦したが誤作動が多く苦勝。自律バトルで対プロポ4勝目。2回戦は「クロムキッド」との対戦。これも自律バトルの誤作動が多くて完敗。自律バトルによる対戦の検討は後日。
ロボットバトルの優勝はCavalier、2位はクロムキッド、3位、4位はさくら2号とナガレブラック。第15回ROBO-ONE認定権はrsv3、東北枠はナガレブラック。ロボットバトルの対戦の動画はYouTube-IKETOMU's Channel に掲載した。
ロボット競技会で遠征したのは今回が始めて。とても楽しい時間を過ごさせていただいた。お誘いいただいた小俣さんに感謝。また、ナガレンジャースタッフの皆様に感謝。
ロボットかるた、サッカーなどの動画もYouTube-IKETOMU's Channel に掲載した。動画はご自由にお使い下さい。ロボットエンタショー「できんのか2」の動画は後日掲載。
2/5/09
PSDNo31センサーの振れが小さくないので、また同じようなセンサーがあるので、念のためセンサールールX2の捕捉500⇒600にしてX3を作成。 LiPo充電、LiPoは放電しにくい、5個充電完了。
2/4/09
BTNのセンサーのチェック。後方中央No31センサーの捕捉の誤作動が多かったので、No31の感度をチェック。No31の感度の振れが大きい・ノイズが大きいことが分かったのでコネクタを交換したが回復せず、PSDを交換したら振れが少なくなった。後方中央のPSDは交換したばかりだが、PSDのバラツキが原因か。 右横のNo30センサーのコネクタがボードから抜けやすい。40cmのコードを使用しているが、若干短い。PSDの取り付け位置を上方に移動してゆとりをもたせた。
2/3/09
BT8の後退、左右横移動、左右キックモーションを作成。サンプルモーションをHP4のポジションで変換。この変換方法でモーションがHP4に調整される。これでなんとかサッカーのモーションが整備できた。
2/2/09
BT8の横移動モーションの作成。PSDセンサーを増設し8個取り付けたことで重心が後ろに移動したためホームポジションをHP4に変更した。そのため横移動モーションが不具合となり作成し直し。バンブーサンプルモーション「早い横移動」をHP4に合うように変換。さらにCH12,18を前傾最大に修正。なんとか動くように修正できた。左右を作成。
キーパーモーションを作成。
2/1/09
BTN自律バトルセンサールールX2を作成。的を倒すことを想定して、X1の攻撃後の移動を的から離れない方向に修正。また、ここのところ攻撃を近接・中接の2段にしたことで、攻撃の幅が広がったので、転倒による戦略の変更を中止して、シンプルなルールとした。周囲の4本の的を短時間で倒せることを確認。
1/31/09
「BLACK TIGER MINI」の製作
脚部の組み立て
腕部の組み立て
胴体の組み立て
「BLACK TIGER MINI」のChannelを配置 して配線。RCB-1を1枚使用しているので、12軸までサーボ数の増加は可能。本体を組み立てた。「BLACK TIGER MINI」のProto-typeが完成した。あとはどうして動かすかモーションを作成。
1/29/09
「BLACK TIGER MINI」 の製作
RCB-1を入手したのでKHR-1の余剰の部品から小型ロボット「BLACK TIGER Mini」を作成することとした。余剰部品はサーボ8個、胴体シャーシ、アーム、足底、アームサポーターなど。
サーボはKRS-784が8個から、8軸(脚部4軸、腕4軸)とする。「BLACK TIGER MINI」設計図 を作成した。足の設計は2通りあるが、とりあえず一方を採用。
脚の部品は、アーム、ブラケット、足底など以下のとおり。
腕の部品は、アーム、ブラケット、アームサポーターなど以下のとおり。
胴体の部品は、胴体シャーシ、ボード、RCB-1など以下のとおり。
1/27/09
自律バトルの認識能低下の対応
@自律バトルの認識能の低下は従来の経験と調査の結果から「干渉の可能性」はなさそう。
APSDセンサーの「発光部及び受光部の破損の影響の可能性」を検証するため、破損したPSDセンサー5個を交換した。⇒センサーの反応の切れがよくなった。
PSDセンサー本体のプラスチックは、もともとロボットの自律バトルなどに使用することを想定していないため、強くない。特に結束バンドで固定するとねじ穴の付いた取り付け部分が破損しやすい。取り付け部分が破損した場合は固定できなくなるので速やかに交換していたが、「発光部及び受光部の囲い」の破損には注意を払っていなかった。この部分は特にプラスチックがうすくて破損しやすい。周囲をビニールテープで補強しておこう。また、破損した部分を修繕して再使用しよう。
B二股コネクタがあることに気づいて、センサーボードの電源と3.3V補助電源ボードの電源がとれないか試みたところ、問題なく、センサーボードと補助電源ボードが動作することを確認。Lipoは15Cで1320mAhを使用しているので問題はないと考えられる。RCB-3のCHが1個分しか使用できないため、これまでセンサーボードに使用し、3.3V補助電源ボードには平形9V電池から電源を得ていたが、これで補助電源ボード用の平形9V電池を機体に搭載する必要がなくなった。
あとは発光部及び受光部の破損PSDセンサー交換後のセンサールールの動作確認。
1/26/09
自律バトル認識能の低下について、Y氏からPSDセンサーの「干渉の可能性」について、I氏からPSDセンサーの「発光部及び受光部の破損の影響の可能性」の指摘を検討。
@センサーの干渉について
・以前、PSDセンサーを前面2個(両足元サーボ)に設置していたが、特段の影響はなかった。また、前面2個を両腕から両足元サーボに近づけた方が捕捉が向上した。Y7でも両足に2個設置している。
・「BLACK TIGER 8」には前面に4個を搭載しているが、同時に実施した試験では特段の影響は出ていない。むしろ捕捉が向上している。
・PSD調査報告書 MIRS0205-TECH-0003 4.GP2D12の特性 に「同時に平行に使っても問題なし」の記述があった。
Aセンサー発光部・受光部の破損について
・今まで全く気にしていなかった。
・横移動の誤作動が頻繁に起こっていたが、横のPSDセンサーの発光部と受光部のひさしがほとんど破損している。
・センサールールの順序として、捕捉動作では左右横のセンサーを先頭にしてきたが、今まで予測できない横移動、横攻撃が頻発する原因である可能性あり。
対応策として、
・発光部、受光部のひさしが少しでも破損しているPSDセンサーはすべて交換する。⇒5個交換
その他、左横のセンサーのコネクタがボードから抜けやすいので、センサーコードに余裕をもたせるためにセンサーの取り付け位置を腕上部に移動する。⇒取り付け箇所を確保できず保留
1/25/09
ROBO-SPOTで自律バトルのセンサールール試験などを実施。
@「BLACK TIGER NEO」センサールールX1試験。センサーは前面4個、左右2個、後面3個。うち補助電源ボードから4個。
結果と考察:期待した自律バトル能が発揮できない。近接・中接の認識と攻撃ができていない。また、捕捉もほとんどできていない。原因はPSDセンサーの干渉と推察され、解決策を要検討。センサーの数の増加と配置に注力してきたが、自律バトル能が強化されずむしろ低下している。
A「BLACK TIGER」センサールールB1試験。センサーは前面4個、左右2個、後面2個。うち補助電源ボードから4個。ビーチフラッグを想定
結果と考察:前面は認識されており、接近モーションが実行。攻撃モーションも適切。旋回モーションが不安定、要修正。前面に4個PSDセンサーを配置したことで前面の認識精度が向上している。同じ配置をしているBTNではうまくいっていない原因を検討する必要がある。
B「BLACK TIGER NEO」のサッカーモーション試験
結果と考察:前進、後退、横移動、シュート、キーパーモーションを確認。旋回は回りすぎ。何とかサッカーできそう。
C「BLACK TIGER」のサッカーモーション試験
結果と考察:前進OK,後退は不安定。旋回も要修正。横移動も要修正。左右のキックはOK。
1/18/09
RTの1kg以下級大会を観戦した。参加は12機、うちG-ROBOTが2機、i-SOBOTが3機。競技は1m四方、対角線の端と端にパイロンを配置、中央にキューブを4個配置。パイロンを早く落とした方が勝利、また、ロボットが場外へ出たら負け、バトルOKのルール。3回対戦し2勝した方が勝ち。 1回戦4試合、2回戦4試合、準決勝、、3位決定戦、決勝が行われた。また、i-SOBOT3台による試合も行われた。優勝はG-ROBOTのデモ機5号、2位はソウガ(イガア)、3位は種子島(千葉工業大学)、4位はME-09(まこ)。G-ROBOTは900gで本大会に最適な重量とパフォーマンスを持ち優勝、i-SOBOTは350gと軽量で1m四方の競技場は広すぎた。i-SOBOT同士の試合の決勝は小さな競技場で実施された。i-SOBOTの優勝はKENTA機。
決勝戦 ソウガ(イガア)vs デモ機5号(G-ROBOT)の動画を以下に掲載した。あとの動画はYouTube-IKETOMU's Channel に順次掲載予定。
ロボットが大型化しているが、小型機には小型機の面白さがある。Robo-SpotのジャンクでRCB-1を2枚入手。これで余剰のサーボで小型機を作りたい。
参加予定の2月7日のナガイロボフェスタのホテル、切符の手配を完了。
1/12/09
第6回わんだふぉーろぼっとかーにばる に「BLACK TIGER NEO」で参加した。今回のHeadのライトは黄色。結果は得点20点で総合17位。
@ダッシュ2000は15.16秒。パイロンを曲がり切れず時間がかかった。やはりプロポ操縦が不得手。
Aボトルトラクションは押しで500ml・7本を2mを1分の時間内に運べて1400ポイント。前回のぷちでは6本であったので1本分更新。特段のモーションを作らずに前進歩行で対応したが、運搬モーションなしではこれが限界。
Bサイコロシュートでははじめに3点とられたが、以後2回シュートに成功して7対3で勝利。9ポイントゲット。サイコロシュートで勝利したのではこれが初めて。
Cキューブではサイコロ1号、ゴージャスファイブと組んで、Kinopy、まりん、シロイノチームと対戦。奮闘するも惜敗。
Dランブルは第2グループで出場。今回はプロポ操縦で参加。Kinopyとバトル中にからまって場外へ。第1グループと第3グループにはボブサップがビスコさんのディミナスで参戦したが2回ともに早々に場外へ。優勝はローリング・ピラニ。
くぱぱさん、イガアさんに「BLACK TIGER NEO」の動画を撮影していただいた。出場した全競技の動画掲載ははじめて。感謝。
決勝へ進んだのは、予選1位のサアガ(イガア)、2位ガルー(くまま)、3位ホワイトドワーフ(えまのん)、4位ファントム(ブラック)。準決勝1回戦はサアガVSホワイトドワーフ。サーガがホワイトドワーフを見事に投げて勝利。準決勝2回戦はガルーVSファントム。ガルーが経験の差を見せて圧勝。決勝戦はサーガVSガルー。サーガの投げが決まりサーガの勝利。サーガは第15回ROBO-ONE出場認定権を獲得した。もう1つのROBO-ONE認定権は参加者の投票でサイコロ1号が獲得した。決勝の動画はYouTube-IKETOMU's Channel に掲載した。
今回はRopotalで大会の模様がインターネットでライブ中継がなされたり、ボブサップの取材があったりで、前回にも増して楽しい時間を過ごさせていただいた。また17位でKCB-2をいただいた。石川さんはじめスタッフの皆様とスポンサーの皆様に感謝。動画はYouTube-IKETOMU's Channel に順次掲載予定。
12/28/08
「BLACK TIGER NEO」のCH24サーボが不調と判明。通電しているがスリープ状態。@コネクタの接続不良をチェックしたが異常なし。AこコードをCH22サーボにつないだがCH22に同じスリープ症状が発現。Bコードを交換したら症状は回復。C原因はコードと判明。Dテスターで信号線の断線をチェックしたところΩ∞で断線の疑い。Eコネクタからコードを取り外したところ、片方のコネクタの信号線の配線が間違っていた。F信号線の配線を直して、コードをCH24につないでサーボの動作チェックをしてところ回復。 サーボ1個がスリープ状態になる症状は初めてなので原因究明に時間がかかったがよい経験になった。
12/27/08
1)「BLACK TIGER NEO」 (R-Blueボディ)の上部前面を「メリッサボディパーツセット」 の上部前面と交換した。「R-Blueボディ」の上部前面にはカウル下部のボディポストがなく、カウル内の電池が不安定で電池の脱落を防ぐため、電池が動きにくいようにアルミの受け台を取り付ける必要があった。「メリッサボディパーツセット」の上部前面にはカウル下部のボディポストが取り付け可能で電池を安定に保持可能。前面のネジが止めやすいように、上部胴体の底板も「メリッサボディパーツセット」の底板に交換。
「R-Blueボディ」と「メリッサボディパーツセット」の違いは、上部前面が上記のとおり改善されている。上部についてはこれ以外は同じ。部品2点の交換で、カウルが3点で保持可能となり、電池の保持が完全になった。
2)「BLACK TIGER」 の自律バトルセンサールールB-1の作成。
●Bシリーズの基本設定
@PSDセンサーを四角面配置(腕の前後横に設置)。前面4個、後面2個、左右各1個、合計8個を配置。なお、センサー専用コネクタを使用して信頼性を向上。小型超音波センサーの使用なし。
A捕捉のセンサー設定範囲を500〜1200、探索のセンサー設定範囲を0〜500。
B上向起上のセンサー値を0〜1200、下向起上を3000〜4095に設定。
C攻撃は近接攻撃1800〜4095の1段階攻撃のみ。
D横移動の歩数を3歩。前進の歩数を4歩。
E起上モーションの誤作動はRCB-3へ接続した加速度センサーRAS-2によるチェックで防止。
●センサールールB1基本設定:戦略1のみのシンプルな設定
状況1:PSDセンサー2個によるスタート、前進後、状況2へジャンプして自律バトルモードへ
状況2:転倒判定、近接攻撃、捕捉接近、探索(すべてモーション実行後は状況3へジャンプ)
状況3:転倒判定、近接攻撃、捕捉接近、探索(すべてモーション実行後は状況2へジャンプ)
3)ロボット製作において今まで便利で役に立ったグッズのリンクサイト「Robot Goods Link Site」 を掲載した。
12/21/08
「BLACK TIGER 8」に加速度センサーRAS-2を設置したので、屈足両起上モーションに自動判定を組み込んだモーションを作成。これでMANOIセンサーボードの誤作動の防止が可能となった。
「BLACK TIGER 8」に3.3V電源ボードを搭載して、PSD4個を接続した。MANOIセンサーボードへ直接接続した4個ともにPSDへの通電とセンサーのセンシングを確認。MANOIセンサーコードとコネクタを利用したので信頼性の高い配線となった。あとはセンサールールの作成。
12/20/08
「BLACK TIGER 8」に加速度センサーRAS-2を搭載。胴体内スペースへの搭載を検討したが、ジャイロセンサー2個、MANOIセンサーボード用加速度センサーをすでに設置しており、水平に設置できるスペースがないので左肩の上に設置した。
「BLACK TIGER 8」へのセンサー搭載を検討してきたが、3.3V電源ボードを追加してPSDセンサーの搭載数を増やすこととした。新たに3.3V電源ボードを1個作成した。PSDセンサーは8個(前面4個、横2個、後面2個)として、4個分を3.3V補助電源ボードから電源を供給する。補助電源ボードの電源は「BLACK TIGER 8」の余分のCHから供給。 「BLACK TIGER NEO」はサーボへ23CH、MANOIセンサーボードへ1CHで24CHを使用していたので補助電源ボードへのCHがなく、平形9Vから電源を供給せざるを得なかった。「BLACK TIGER 8」ではサーボで18CH、MANOIセンサーボードへ1CH、補助電源ボードへ1CHでも20CHで十分ゆとりがある。また、電池をLiPO 1320mAhに変更したので電源も十分で特段の問題はないと考えられる。
サンダーパワーのLiPo1320mAhを2個入手したので、コネクタを取り付けた。これでLiPo1320mAh5個体制が整った。これで「BLACK TIGER NEO」「BLACK TIGER 8」いずれの機体でも、ほとんどの競技会に対応可能となった。
12/16/08
Robot Watch に 第4回ロボプロステーションチャレンジカップ」レポート〜スーパーヘビーウェイトクラスであの巨大ロボがついに陥落!? が掲載され、この中で自律バトルが紹介されている。
LET'S☆ROBOTに第4回ロボプロステーションチャレンジカップ 第1試合〜第26試合【動画】 が掲載されている。
ライトウエイトクラスに自律制御で「ジローちゃん」が参加して対プロで見事3位を獲得している。自律でも十分にプロポ操縦に対抗できることが示されている。 ただ、自律クラスでは1回戦で敗退しているのが残念。これは自律バトルの再現性、信頼性が未だ不十分の証し。「BLACK TIGER NEOI」でも信頼性がまだ不十分で信頼性の向上が課題となっている。また、対プロポと対自律では状況が異なる。対プロポでは対戦相手が近づいて来るので捕捉、探索は不十分でも攻撃ができるが、対自律ではいかに相手よりも早く捕捉して攻撃するかが重要で、探索・捕捉が重要となる。 「BLACK TIGER NEO」以外にも、対プロポに自律で挑戦するロボットがでてきたのは嬉しい限り。自律バトル機能強化はやはり対プロポで考えるべき。ライトクラスの「BLACK TIGER 8」も自律バトル機能を強化中で、機会があれば「ジローちゃん」と対自律で対戦させてみたい。マイロボット「BLACK TIGER NEO」の製作 Part 6 を掲載。
12/13/08
「BLACK TIGER NEO」自律バトルセンサールールX1の作成
●Zシリーズからの改良点
@センサーを8方の円配置から四角面配置(腕の前後横に設置)に変更。PSDを前面4個、後面3個、左右各1個、合計9個を配置。センサー専用コネクタを使用して信頼性を向上。小型超音波センサーの使用中止。
A捕捉のセンサー設定範囲の400〜1200を500〜1200に、探索のセンサー設定範囲を0〜400を0〜500に修正(500⇒400への変更はY6⇒Y7作成時)。誤認識の防止。
B下向起上のセンサー値を2800〜4095から2600〜4095に変更。
C攻撃は中接攻撃1200〜1799、近接攻撃1800〜4095の2段階攻撃は堅持。
D横移動の歩数を4歩から3歩へ減らす。離れすぎと競技台からの落下防止。
E旋回前拳・旋回後拳の精度向上。旋回攻撃の中止。
F起上りモーションの誤作動はRCB-3へ接続した加速度センサーによるチェックで防止。
●センサールールX1基本設定
状況1:PSDセンサー2個によるスタート、前進後、状況2へジャンプして自律バトルモードへ
状況2:転倒判定(転倒したら状況4へジャンプ)、近接攻撃、中接攻撃、捕捉接近、探索(すべてモーション実行後は状況3へジャンプ) 状況3:転倒判定(転倒したら状況4へジャンプ)、近接攻撃、中接攻撃、捕捉接近、探索(すべてモーション実行後は状況2へジャンプ)
状況4:転倒判定(転倒したら状況2へジャンプ)、近接攻撃、中接攻撃、捕捉接近、探索(すべてモーション実行後は状況5へジャンプ)
状況5:転倒判定(転倒したら状況2へジャンプ)、近接攻撃、中接攻撃、捕捉接近、探索(すべてモーション実行後は状況4へジャンプ)
転倒により2通りの異なる戦略を自動的に相互移行する。
「小型人/ヒト/ヒューマノイド型ロボット組み立てキット一覧」 を更新。
Robot Watch に 草加ロボットプロレス「できんのか!」in草加ふささら祭りレポート が掲載されている。
12/1/08
近藤科学から 第2回ビーチフラッグ競技会 の動画が公開されている。ビデオ撮影に失敗した「BLACK TIGER」のエキスパート部門の動画も掲載していただいた。感謝。計4回のトライで成功した2回戦前半戦の動画(公式記録は41.27秒だったが実際に計測してみると28秒台の記録)。
Robot Watch に 「第2回自律ビーチフラッグ競技会」開催 〜KHRは僕らの手を離れ、一歩、また一歩と進んでゆく が掲載されている。「BLACK TIGER」のエキスパート部門の動画も掲載されている。
動画を見ての考察:
@起上りモーションは若干の方向のずれがあるが、旋回後は正面に向いている。前進歩行も正確でまずまず。歩数の設定も適切。最初に設定されている一連の動作は順調でPSD捕捉範囲に入り目標の捕捉に成功している。
A起上りモーションの誤作動が2回。自律バトルにも見られた現象で原因は不明。状況から状況へジャンプしたときに、一番最初に設定してある転倒判断のルールの誤作動で起こると推察。自律バトルではRCB-3に接続した加速度センサーによる転倒のダブルチェックで回避している。「BLACK TIGER」にはAD1のピンが破損したため取り付けていない。RCB-3への加速度センサーの搭載と必要のない状況間のジャンプを少なくして回避したい。誤作動がなければ19秒台で倒せた。
B捕捉した場合の接近の歩数は適切。ポールを倒すモーションもまずまず。
C順調に動作すれば20秒台で倒せそう。次回は再現性をあげて臨みたい。
D今回の動画からKHRシリーズでは時間的に20秒前後が限界か。これをコンスタントに出せるかが勝敗の分かれ目。
「BLACK TIGER 8」の自律バトル対応センサー配置案(PSDと超音波センサー複合型)
(案1)
・PSDセンサー:前面2個(左右腕前面各1個)、側面2個(左右腕横各1個)計4個
・超音波センサーは前面1個(広角)、背面1個(広角)計2個
(案2)
・PSDセンサー:前面4個(左右腕前面各1個、左右足旋回軸サーボ前面各1個)、後方中央1個の計5個
・超音波センサー:左右腕横各1個の計2個、手首に両面テープで設置(床反射の影響があれば肩に移動)配線はセンサー用ケーブルを超音波センサーにハンダ付け(センサーボードに接続が容易で強固)
(案3)
・PSDセンサー:前面3個(左右腕前方各1個、胴体中央前方1個)、左右腕後方各1個、計5個
・超音波センサー:左右腕横各1個、計2個